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発電水車の種類
 衝動水車 水の「運動エネルギー」を利用 (ノズルのニードル弁の絞り量で水流調整)
 反動水車 水の「圧力エネルギー」を利用 (ガイドベーンの開閉量で水流調整)
  ペルトン水車
 水をノズルから噴出させ、その勢いでバケットを回転させる水車です。
 ノズルから噴出する水の量を調節することにより、出力を簡単に調整できます。

 200m以上の高落差に適しています。
  フランシス水車
 水を取り込むケーシングの中に羽根車(ランナー)を設置し、そこを流れる水の圧力により回転させる水車です。
 最も一般的な水車で、数10m〜数100mの落差に広く使われています。

 横軸でも設置されます。
  カプラン水車
 フランシス水車と同じタイプですが、水の圧力変化に合わせて羽根を動かすことが可能で、効率的な発電が出来ます。

 5m〜80m程度の落差に適しています。
 以上は資源エネルギー庁公開資料から転載   
水の使い方と水車の動作
ペルトン水車 フランシス水車 カプラン水車

 ベルトン、フランシス、カプランの基本形から、水量、落差、水利、必用な電力などを勘案して
次のように各種の改良型・特色ある水車が考案されている
このほかにポンプと水車の兼用式もある

 
ターゴインパルス クロスフロー 斜流(デリア)
 
ラセン 開放(下掛) チューブ(水中)
フロー水車の水の流れ(観測図)  サイフォン

 クロスフローとは水流が水車ランナーをクロス(抜ける)動作をさす


 水車名称は考案者または特許出願者、もしくは水車の原理・特徴から呼ばれている

 ベルトン Lester Allan Pelton 1829年 アメリカ(機械技士)
  従来水車の水圧がバケットに効率的にあたっていないことに着目
  抵抗を減らすことや2連バケットなど考案 バケット=バケツの語源・・

 フランシス James Bicheno Francis 1815年 イギリス系アメリカ(鉄道エンジニア)
  すでに水車内側から外に流す、または外から内へ流す原型水車はあったが、彼は効率を90%に高めた

 カプラン Viktor Kaplan 1876年 オーストリア(大学教授)
  フランシスを低落差利用に着眼、羽根の角度を変化できることが特徴

 中国山地のダム・水力発電所

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