黒瀬川  西条・広・呉 水のプログラムホーム
 黒瀬川の源流域は広島県中部の賀茂大地、酒どころ西条(東広島市)。市の北部に位置する龍王山の伏流水が豊富で酒どころでもある。多くの蔵元が集中し、各蔵元の井戸は地区の人にも親しまれている・・。また、賀茂大地はマツタケの山地でもある。
 比較的短い河川でありながら下流には二つの大きな滝と甌穴群でなる二級峡があり、その落差を利用した広発電所がある。河口は戦艦大和が生まれた造船の町・呉である。水は海と山を循環する。
戦艦大和再現模型(1/10、26.3m)
- 大和ミュージアム -
陸に上がったクジラ・・潜水艦あきしお
- 呉海自資料館/てつのくじら館 -

二級峡 (二級・・二つの滝により区切られた峡谷)
二級ダム

 堤高:32m
 堤長:89m




広発電所ヘッド(サージ)タンク 位置
広 発電所
  形式:ダム水路式(二級ダム)
  水量:6.0m3/S
  落差:99m
  出力:4,800kw
  発電開始:昭和19年11月
 発電所構内に明治34年3月 中国地方で始めて750kwの広発電所が完成しており、ここが事業用水力発電所発祥の地とされる。昭和19年に、二級ダムの建設とともに現在の広発電所に生まれ変わった。
 二級ダムは戦時中の海軍工廠・基地への用水目的で着工された。発電後の水は水路にて下流の二級水源地(石内浄水場)へ。余水は水源地横から黒瀬川に戻る。水源地の水は、上流の宅地増加による水質変化により、現在は工業供給を中心としている。