太田川水系図    
  太田川は広島・山口県境に位置する「冠山(1339m/山口県最高峰)」
を源に島根・広島両県の最高峰-恐羅漢山(1346m)など中国山地の
豊富な水を集めおよそ103kmの県内主要河川。

大平洋からの雨雲が中国山地に森林・田畑を潤し、流域の命を育む
一方、膨大な水と土砂は度重なる水害となり、河口デルタも形成。

上流部は豊富な水量と急峻な落差を利用して水力発電が行われ、
戦後広島の復興と経済活動を支えた。

中流部は環境省名水百選にも選ばれている。
 
 
 太田川水利使用(発電)略図  
  太田川水系にある主要な水力発電所(右図)の最大出力合計は
87.5万kwで、広島県内水力発電総出力のおよそ90%になる。

水利の有効活用をはかるためカスケード(連続)利用されている。
反面で本流の減水を伴うため、全量発電とせず一定の河川流量
を維持するよう決められている。
 

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