〔屋久島の電力供給について〕
屋久島の電源は「屋久島電工」が運営する水力発電がほぼ全量を供給している。
屋久島電工は卸供給が主で、配電・販売は地区のJAや町内企業が担う。水力発電所は屋久島電工所有3発電所58,500kwと九州電力の小水力があるが屋久島電工の発電がほぼ全島の供給源となっている。
自社「炭化ケイ素」工場への電力供給のため、宮之浦岳からの水を集める安房川支流に「ダム発電所」を建設するための工事用電源として昭和28年「千尋滝発電所(1,300kw/落差63m・水量2.6t)(位置)」が運開、昭和37年には荒川ダムの水を受ける「安房川第一発電所(23,200kw/落差334m・水量8.4t)」が運開。位置
昭和54年に千尋・安房第一で使用した水を水路式(トンネル)で利用する安房川第二発電所(34,000kw)が運開。位置
第二発電所は地下式で傾斜22度・450mのインクラインがある。第一発電所からは3.4km、海岸の放水口までは1.3km手前の位置にある。
(2009年5月23-24日)